血の気を失った真っ白な頬の、なだらかな感触はいまだなくなっていない。壊れ物に触れるよりも慎重に手を伸ばしてそれに触れる。冷たい。ただ、ただ冷たい。
最初はゆっくりと、何度も何度も頬を撫でた。自分の体温が、この冷たい頬に移れば良いのに。そう思っても白く青ざめた頬はまるで氷のようなままで何も変わりはしなかった。
ああ、と吐息が漏れた。涙が落ちた。それは自分の両目からで、みるみるうちに視界が曇り涙が白い肌へと落ちていった。
さようなら。泣きじゃくりながら別れを告げる。愛している。いつまでも言えず結局今ここで、相手不在のまま告げる。
きっと自分は遅すぎたのだ。抱きしめたいと思った体はもう動かず冷たく腐っていく。愛している、愛している。繰り返す言葉に行き場所はない。さようなら。愛してる。繰り返す意識が白く濁っていく。
最初はゆっくりと、何度も何度も頬を撫でた。自分の体温が、この冷たい頬に移れば良いのに。そう思っても白く青ざめた頬はまるで氷のようなままで何も変わりはしなかった。
ああ、と吐息が漏れた。涙が落ちた。それは自分の両目からで、みるみるうちに視界が曇り涙が白い肌へと落ちていった。
さようなら。泣きじゃくりながら別れを告げる。愛している。いつまでも言えず結局今ここで、相手不在のまま告げる。
きっと自分は遅すぎたのだ。抱きしめたいと思った体はもう動かず冷たく腐っていく。愛している、愛している。繰り返す言葉に行き場所はない。さようなら。愛してる。繰り返す意識が白く濁っていく。
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