倉庫を整理していると、細長い箱が出てきた。形からして巻物が入っているということは容易に想像出来たし、実際中身を確認してみると、夏野の予想通り巻物が入っていた。ただ、それが巻物が置かれた棚ではなく、倉庫の隅にぽつんと放置されていたのが気になった。
書斎にいる冬峰にお茶を持って行くついでに、その箱ごと巻物を持って行くことにした。
冬峰は小脇に抱えた箱を見てまず目を見張り、そして懐かしげに笑った。
「ああそれは。しばらく見ないと思っていたら」
「倉庫の隅っこに転がってました」
「そんなところにいたのか。どおりで見なかったはずだ」
まるで巻物そのものが勝手に動いたかのように言う冬峰は夏野からお茶を受け取ると、それを開いてみると良い、と言い出した。
開くと、まず見えたのが虎のような動物の姿だった。更に広げると、それが確かに虎であることが分かった。かと思うと、その虎が突然巻物の中を動き始めた。
驚いて目を見開いた夏野を冬峰は笑った。
「良いだろう、それ。動くんだ。生きているらしい」
書斎にいる冬峰にお茶を持って行くついでに、その箱ごと巻物を持って行くことにした。
冬峰は小脇に抱えた箱を見てまず目を見張り、そして懐かしげに笑った。
「ああそれは。しばらく見ないと思っていたら」
「倉庫の隅っこに転がってました」
「そんなところにいたのか。どおりで見なかったはずだ」
まるで巻物そのものが勝手に動いたかのように言う冬峰は夏野からお茶を受け取ると、それを開いてみると良い、と言い出した。
開くと、まず見えたのが虎のような動物の姿だった。更に広げると、それが確かに虎であることが分かった。かと思うと、その虎が突然巻物の中を動き始めた。
驚いて目を見開いた夏野を冬峰は笑った。
「良いだろう、それ。動くんだ。生きているらしい」
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