「難しいことは考えたくないよ。出来るだけ楽に、簡単に生きたいんだ」
揚げたてのフライドポテトを一本つまみ、口の中に放り込む。ナナコの好物だ。僕は挟まれぺちゃんこになったレタスをはむ。微妙な食感だ。まあそんなに嫌いじゃない。
「ナナオは消極的ね」
「そうかな」
「生きるのも死ぬのも消極的」
「死にたかないよ」
「あたしは生きたい」
「誰だってそうさ」
「そうかしら」
消費されていく黄色いスティック上の食べ物は、きっとナナコの体の中で燃えて発電して、その細い体を動かしている。気怠げに瞬きするのにも、気怠げに動かすだけのエネルギーは必要だからだ。
「反例は何にだって存在するじゃない」
揚げたてのフライドポテトを一本つまみ、口の中に放り込む。ナナコの好物だ。僕は挟まれぺちゃんこになったレタスをはむ。微妙な食感だ。まあそんなに嫌いじゃない。
「ナナオは消極的ね」
「そうかな」
「生きるのも死ぬのも消極的」
「死にたかないよ」
「あたしは生きたい」
「誰だってそうさ」
「そうかしら」
消費されていく黄色いスティック上の食べ物は、きっとナナコの体の中で燃えて発電して、その細い体を動かしている。気怠げに瞬きするのにも、気怠げに動かすだけのエネルギーは必要だからだ。
「反例は何にだって存在するじゃない」
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