万葉集の中から気になった歌を取り出してそれから何かストーリーを作るだけ。
1259
「佐伯山卯の花持ちし愛しきが子をしとりてば花は散るとも」
佐伯山で卯の花を手にしていたのがいとしいのだが、さてその子を手に入れられたら、花は散ってしまっても良い。
1372
「み空ゆく月読壮士夕去らず目には見れども寄る縁も無し」
大空を渡る月読壮士は毎夜目には見るのだが、近づくすべもない。
1375
「朝霜の消やすき命誰がために千歳もがもとわが思はなくに」
朝の霜のように消えやすい命を、他の誰のためにも千年もありたいとは願わないことだ
4436
「闇の夜の行く先知らず行くわれを何時来まさむと問ひし児らはも」
闇夜のように行き先が分からずに旅立っていく私だのに、いつお帰りですかと聞いたあの子よ。
2655
「紅の裾引く道を中に置きてわれか通はむ君か来まさむ」
紅の裾を引いていかなければならない道を間において、私が通っていきましょうか。それともあなたがいらしてくださいますか。
2518
「吾妹子がわれを送ると白妙の袖ひづまでに泣きし思ほゆ」
吾妹子が私を送るとて、白妙の衣の袖が塗れるまで泣いたことが思われるよ。
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1259
「佐伯山卯の花持ちし愛しきが子をしとりてば花は散るとも」
佐伯山で卯の花を手にしていたのがいとしいのだが、さてその子を手に入れられたら、花は散ってしまっても良い。
1372
「み空ゆく月読壮士夕去らず目には見れども寄る縁も無し」
大空を渡る月読壮士は毎夜目には見るのだが、近づくすべもない。
1375
「朝霜の消やすき命誰がために千歳もがもとわが思はなくに」
朝の霜のように消えやすい命を、他の誰のためにも千年もありたいとは願わないことだ
4436
「闇の夜の行く先知らず行くわれを何時来まさむと問ひし児らはも」
闇夜のように行き先が分からずに旅立っていく私だのに、いつお帰りですかと聞いたあの子よ。
2655
「紅の裾引く道を中に置きてわれか通はむ君か来まさむ」
紅の裾を引いていかなければならない道を間において、私が通っていきましょうか。それともあなたがいらしてくださいますか。
2518
「吾妹子がわれを送ると白妙の袖ひづまでに泣きし思ほゆ」
吾妹子が私を送るとて、白妙の衣の袖が塗れるまで泣いたことが思われるよ。
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