艶やかな白い携帯電話は光らない。
開く。煌々とした画面に新着メールの文字を探したがある訳がなく、ただ持ち主の心を乱すだけだった。
メールが来ない。いつもなら今頃来るはずのメールが来ない。毎日のように、よく話題が尽きないなと呆れと感心の混じる、メールが来ない。
(おかしいな)
毎日届くメールをうっとうしく思う、それに変わりはない。届き始めたその日から、無駄なメールばかりがメールボックスを埋めていった。疎ましい、と返事を送ったこともあったし、最近は返信するのさえ面倒になって何も返事を送っていない。それでも届く他愛もない電子の手紙が今日は届かない。今日に限って、届かない。
そう、疎ましいはずなのに。
(おかしくなんか、ない)
認めよう、と思った。疎ましいと思っているのはただの意地だ。きっと、とっくの昔にメールを心のよりどころにしていたのだ。そうでなければ、誕生日に送られてきた一際華やかなそれに鍵を掛けることもない。送られてきた写真をSDカードに保存することもない。認めてしまおう、毎日同じ時間に届くそのメールが、本当はとても嬉しい物であることを。
だから、どうか、どうか。
震える指が動く。勝手に新規メールを選択し、数少ないアドレスから一人選ぶ。何か書こうとして、何を書けばいいのか分からなかった。だから、白紙のまま送信ボタンを押した。
開く。煌々とした画面に新着メールの文字を探したがある訳がなく、ただ持ち主の心を乱すだけだった。
メールが来ない。いつもなら今頃来るはずのメールが来ない。毎日のように、よく話題が尽きないなと呆れと感心の混じる、メールが来ない。
(おかしいな)
毎日届くメールをうっとうしく思う、それに変わりはない。届き始めたその日から、無駄なメールばかりがメールボックスを埋めていった。疎ましい、と返事を送ったこともあったし、最近は返信するのさえ面倒になって何も返事を送っていない。それでも届く他愛もない電子の手紙が今日は届かない。今日に限って、届かない。
そう、疎ましいはずなのに。
(おかしくなんか、ない)
認めよう、と思った。疎ましいと思っているのはただの意地だ。きっと、とっくの昔にメールを心のよりどころにしていたのだ。そうでなければ、誕生日に送られてきた一際華やかなそれに鍵を掛けることもない。送られてきた写真をSDカードに保存することもない。認めてしまおう、毎日同じ時間に届くそのメールが、本当はとても嬉しい物であることを。
だから、どうか、どうか。
震える指が動く。勝手に新規メールを選択し、数少ないアドレスから一人選ぶ。何か書こうとして、何を書けばいいのか分からなかった。だから、白紙のまま送信ボタンを押した。
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