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 愛した女を食べるとはどんな気分なのだろう。

ループタイ入りの箱を見つける→開けない→来客→人魚の肉が欲しいと言う女性→少し待って欲しいと言う→どうして自分を同席させたの?→判断出来なかったからだ→人魚の肉を食べさせて良いのか?

「どうして僕に、そんなことを聞くんですか」
 今まで一度だって彼は自分の収集物について、夏野に意見を求めたことはない。彼の物は彼の物であり、収集物をどう扱うかも全ては彼が決めることだからだ。人魚の肉が入っているのだという小さな壺も手放す手放さないは、冬峰が決めることのはずなのだ。
 彼は真剣な目で夏野を見ていた。
「判断出来なかったからだ」
「そんなことを、僕に判断出来るとでも」
「出来る出来ないの問題ではない。させたいんだ」
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