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Bernadette
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まんまと設定が出来てきた


・いつかの未来
・背中から翼が生えてくる、いわゆる「羽化」現象が起こる
・羽化した人間は隔離されなければならない
・隔離された楽園で少しずつ緩やかに歪んでいく子供達
・話自体は節操無く、子供時代から大人まで
・でも基本的に数年の間に関係性は変わっていない
・羽化した人は天使と呼ばれたりする
・でも基本的に人前に姿現さない
・だから余計神秘的な物として見られる
・隔離されているが、敷地は広いし欲しい物はなんでももらえる
・多分、どこかの孤島
・なので、施設の周りの森林を走り回っていると良い
・でもあんまり離れられると困るので、首輪だったり腕輪だったりしているかもしれない、ブラックボックスみたいな感じで
・外界の情報は若干制限はされるが、基本的には自分で調べたりすれば分かる
・施設側は情報を積極的には渡さない、例えば新聞とかは置かない
・代わりに、パソコンとか通信機器に制限はない、とか

・グラエティ兄弟は多分フランスの良家の生まれ
・楽器とか出来る
・十歳ぐらいの時に施設にやってきた
・グランディエは両親に捨てられた、と思っていて、エティエンヌは弟故に同い年のグランディエより事情を知らなかったし、捨てられた、なんて悲観的な考えはなかった
・双子でも兄がいればそれで安心出来ると思う
・それと同じようにグランディエも弟がいれば安心出来るから、両親に捨てられたという思いを逆に弟への依存に変えた
・エティエンヌがグランディエのそういう歪んだところに気付くのは、十五歳くらいになってから
・その頃にはダフネも施設に来ている

・ダフネは普通の家に生まれていそう
・ピアノが好きだった
・というより音楽が好きで、施設にきてからも音楽再生機とヘッドフォンは必須
・温室に根っこ張っているのはそこが静かだから
・そこ以外だとピアノが置いてある専用の部屋
・でもそこにいるとエティエンヌ辺りがやってくる
・家族とはよくメールのやりとりをしているので、仲は悪くない
・施設から出て家族に会いたい、と思っている
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タイトルに意味はない。エログロナンセンスというか、耽美というかそういう方面で書きたい。いつか辛くなること必須だが。
どうでも良いけどボーイズラブって元は耽美に分類されてたんですよぬー

・世界の終わり
・隔絶された空間
・地上の楽園?
・温室
・歪み
・双子
・鉱物標本
・蝶の標本
・ここから出ちゃ駄目だよ
・アクアリウム
・骨まで愛して欲しい
・目玉が欲しい
・何かに依存する
・ぼくらほんとうはすてられたんじゃないの?
・羽化だ
・幼少期から成長した後まで
・パラレルありの、意味の分からない、カオス
・背中が痛いのですがどうしたら良いんですか
・隔離されて下さい
・僕らは天使じゃない
・ここは世界の終わりです

・ストレリチアの幻想
・ヒア・イズ・エデン
・月光
・ゴッドチャイルドの憂鬱
 こんな夢を見た。

 風船の紐を手に持っていたら、うっかり手を開いてしまった。赤い風船はふうわりふわりと空へと昇る。紐はあっという間に私の手の届かないところまで行ってしまった。
 大変だ。そう思った私は大慌てでぴょん、と飛び跳ねた。そうしたら、あっというまに風船を追い越して高い高い空へと昇ってしまった。
「おうい、どうしたんだいいったい」
 下から友人が、私に向かって叫んでいた。
「なんだか分からないよ。体が軽いんだ」
 最初は本当に、ぴょん、と跳んだだけだったのだ。だというのに私はどういう訳か、風船のようにふうわりふわりと未だ空へと昇り続けている。必死になって下に向かって叫ぶと、赤い風船が見えた。
 吸血鬼の集まりは、エティエンヌにとって憂鬱な出来事の一つだ。
 上流階級の多い吸血鬼一族は、月に一度パーティーという名目で集会を開く。エティエンヌはそれが好きではない。もともと同族とのつながりが薄く、その上一族を離れて魔女の家に身を寄せている。更に身を寄せるだけではなく、普通ならば世話をされる側である吸血鬼が、逆に世話をする側になっている。同族達からはあまり良く思われていないことを彼自身よく知っていた。
 だから今まで出席することはなかったのだが、どういう訳か今回だけは必ず出席するように、と、兄だけではなくパーティーの主催者にまで言われてしまったのだ。その口から自然と溜息が零れるのも仕方のないことだった。
 それを聞きとがめた魔女はエティエンヌの目の前で唇を尖らせた。
「いい男が台無しだ」
「台無しのまま欠席になれば良いのに」
「逃げるな逃げるな」
「逃げていません、行きたくないだけです」
 「カラスアゲハ」とは蝶の名前であるらしい。昼を外で過ごすことの出来ないエティエンヌは当然のことながら、動く蝶を見たことがない。彼らが魔法で生み出した蝶は、彼らの想像と標本から得た情報から出来ている。エティエンヌの兄は昼の物をひどく愛している。彼のコレクションの中には蝶の標本が当然のごとく存在し、エティエンヌは以前、彼女の名前に興味を持って、その蝶を眺めたことがある。
 黒色の、大きな蝶だった。黒一色だと思っていた羽根は今にも発光しそうな鮮やかな青が散らばり、よく見ると赤色も少しだけ、まるで差し色のように存在していた。なるほど、と思った。その名を名乗る魔女は真っ黒な髪をさらさら伸ばして、明るい青色の虹彩を輝かせていた。そして艶やかな唇は果実のような赤色をしていた。
 確かに彼女は、カラスアゲハなのだろう。決して蝶ではないが、少なくともその色合いは、そう名乗るにふさわしいのだろう。


 そのカラスアゲハどういう訳か、夜になっても起き出さなかった。吸血鬼であるエティエンヌは他の吸血鬼達と同じように、一般的に言うところの昼夜逆転生活を送っている。日差しは彼らの肌を容赦なく焼き溶かす。
 だからといって同居している魔女は彼と同じ生活リズムを刻んでいる訳ではない。規則正しい訳ではないが、基本的には昼間に起きて夜中には眠る。故に同居していながらも、彼と彼女が一緒の時間を過ごすのは、実質夕方から夜中までだ。
 そのカラスアゲハが珍しく、夕方を過ぎ、普段は食事を摂る時間になっても起きていない。エティエンヌにとっての朝食は、魔女にとっての夕食に等しい。二人分の食事を作ろうとしたところで昼食を作った痕跡がないことに気付き、彼女の寝室を覗いてみたら、案の定眠っていた訳である。
 灯りをつけないまま寝台の横に立ち、エティエンヌはカラスアゲハの寝姿をまじまじと見た。寝相は悪くなく、今は横向きに丸まり、白いブランケットを腹にかけていた。長く伸びた黒髪はやはり白いシーツの上で散らばり、いくらかは彼女の顔にかかっている。呼吸は驚くほど静かで、まるで死んでいるようだ。いつもは色鮮やかな唇は、今は眠っているせいだろう、淡い色をしている。
 兄に頼んで見せてもらったあの蝶のようだった。美しいままその体を貫かれ、朽ちることを知らない標本の蝶は、今もなお兄の部屋のどこかでその羽を広げているのだろう。カラスアゲハも同じようなものだ。彼女が何年生きているかはエティエンヌも分からない。だが彼女は最も美しい時にその体の時間を止めた。展翅された蝶のように。
 「カラスアゲハ」とは蝶の名前であるらしい。そしてそれは彼女の本当の名ではない。
 彼女は自分の名を誰にも名乗らず、教えない。自分で決めたのか誰かが贈ったのかは分からないが、カラスアゲハという通り名は、彼女によく似合っている。そう思うのはエティエンヌが朽ちない蝶の標本しか知らないからかもしれない。
 本当に死んでいないか心配になり、エティエンヌは頬に触れた。低いが、確かに体温はあり、体は呼吸に合わせて静かに上下している。そっと彼女の顔にかかる髪の毛を払うと、長い睫毛が微かに揺れた。起きるだろうかと期待したが、カラスアゲハはついぞその青色の瞳を瞬かせることはなかった。
「……カラス」
 落胆しつつ、仕方なくその肩に手を置いて軽く揺さぶった。不明瞭な声を発したが、やはり起きない。こんなに寝起きの悪い人だったか、と首を傾げる。
「カラス、カラスアゲハ」
「……ん」
「起きてください、もう夜ですよ」
 更に強く揺さぶって、ようやく瞼が動いた。ぼんやり霞んだ青い目が頼りなく左右に動き、やがてエティエンヌに焦点を結ぶ。エティエンヌは子供を安心させるように優しく笑った。つられるようにカラスアゲハの唇が動き、笑みを形作る。
「おはよう、エティ。今日も良い天気かな」
「ええ、良い夜ですよ」
 言って、窓に掛けられたカーテンを勢いよく開けた。硝子窓から日差しは差し込まず、エティエンヌの肌を焼くことはない。代わりに白い月明かりが差し込んで、寝台までをしとやかに照らした。目をぱちくりとさせたカラスアゲハは伸びた黒髪を片手でまとめ、
「まったく、早くなかったね」
 とうそぶいた。
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