「難しいことは考えたくないよ。出来るだけ楽に、簡単に生きたいんだ」
揚げたてのフライドポテトを一本つまみ、口の中に放り込む。ナナコの好物だ。僕は挟まれぺちゃんこになったレタスをはむ。微妙な食感だ。まあそんなに嫌いじゃない。
「ナナオは消極的ね」
「そうかな」
「生きるのも死ぬのも消極的」
「死にたかないよ」
「あたしは生きたい」
「誰だってそうさ」
「そうかしら」
消費されていく黄色いスティック上の食べ物は、きっとナナコの体の中で燃えて発電して、その細い体を動かしている。気怠げに瞬きするのにも、気怠げに動かすだけのエネルギーは必要だからだ。
「反例は何にだって存在するじゃない」
揚げたてのフライドポテトを一本つまみ、口の中に放り込む。ナナコの好物だ。僕は挟まれぺちゃんこになったレタスをはむ。微妙な食感だ。まあそんなに嫌いじゃない。
「ナナオは消極的ね」
「そうかな」
「生きるのも死ぬのも消極的」
「死にたかないよ」
「あたしは生きたい」
「誰だってそうさ」
「そうかしら」
消費されていく黄色いスティック上の食べ物は、きっとナナコの体の中で燃えて発電して、その細い体を動かしている。気怠げに瞬きするのにも、気怠げに動かすだけのエネルギーは必要だからだ。
「反例は何にだって存在するじゃない」
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わたしよりも大きくて骨ばった手だった。そういう手でページを繰る。わたしはそれをそばで見ている。読んでいるのは古典だったり、小説だったり、昔の文学だったり、図鑑だったりする。今日は鉱物図鑑だった。ページに散らばった色とりどりの鉱石を、細くて長い指が一つ一つなぞる。水晶、紅水晶、紫水晶。その下の黒い水晶は彼の目によく似ている。
空いた手がページを繰る。マイペースに進むページをわたしは追う。説明のページは飛ばして、実物が載ったページはゆっくり読む。わたしは説明を読みたかったのだけれど、そばにいるだけなので口は挟まない。心の中で指を折って数える。彼が読んできた本の数は、まだ、わたしには及ばない。けれどわたしよりまじめに丁寧に読んでいるのだと思う。
空いた手がページを繰る。マイペースに進むページをわたしは追う。説明のページは飛ばして、実物が載ったページはゆっくり読む。わたしは説明を読みたかったのだけれど、そばにいるだけなので口は挟まない。心の中で指を折って数える。彼が読んできた本の数は、まだ、わたしには及ばない。けれどわたしよりまじめに丁寧に読んでいるのだと思う。
「夏生」
触ったらたぶん、ベルベットみたいな感触がする。そんな空の日だった。
「ナツオ」
とてもきれいな響きをしていると思う。口に出すとなんだか分からないけど安心する。あたしの。あたしの。
やわらかい空はいつだって鮮やかで、星が模様のように散っていた。触りたい。触れたい。あたしはたくさんたくさん、ほしいものがある。でもきっと、それらはぜんぶあたしの手には入らない。そうだって知ってる。あたしのようなこどもに、いつだって世界は残酷だ。今だって、あたしは目の前にしたその人に触れないでいる。
「なつ、お」
今だって、あたしは目の前にしたその人に、
「なつお」
かみさまあたしはいけない子です。あなたからもらったものぜんぶ返すから、お願いだからあの人に触らせてください。あたしは今日も、ひとりぼっちだ。
触ったらたぶん、ベルベットみたいな感触がする。そんな空の日だった。
「ナツオ」
とてもきれいな響きをしていると思う。口に出すとなんだか分からないけど安心する。あたしの。あたしの。
やわらかい空はいつだって鮮やかで、星が模様のように散っていた。触りたい。触れたい。あたしはたくさんたくさん、ほしいものがある。でもきっと、それらはぜんぶあたしの手には入らない。そうだって知ってる。あたしのようなこどもに、いつだって世界は残酷だ。今だって、あたしは目の前にしたその人に触れないでいる。
「なつ、お」
今だって、あたしは目の前にしたその人に、
「なつお」
かみさまあたしはいけない子です。あなたからもらったものぜんぶ返すから、お願いだからあの人に触らせてください。あたしは今日も、ひとりぼっちだ。
私は君と一緒に生きていけない。だが、君がいないと生きていけない。呼吸をすることを忘れてそのまま地上で窒息死する。私は魚だ。呼吸をするための器官がないのに地上に這い上がってきてしまった、愚かな魚だ。
遠い遠い距離を隔ててようやく私は生きていける。君の隣には行けないまま、私は呼吸器官を得る。
遠い遠い距離を隔ててようやく私は生きていける。君の隣には行けないまま、私は呼吸器官を得る。
紹介を作るだけ作ってまともに出してない人達やら何やらの設定を垂れ流す。
・五木ゼン
五木家長男にして三番目と思いきや一番目。五木家双子とは血が繋がっていない。ゼンとリンは血が繋がったきょうだい。カナギン双子+ゼンリン兄妹といった感じ。
片目が見えない。以前の設定だと眼帯つけてたけどそれだとあんまりなので、片目が良くないことにする。ただしそれのおかげか否か、変な物が見える。幽霊とかそう言う物に限らず、オーラだったり、人と人の間の糸だったり、ふわふわ浮いている変な物だったり。
魚を持っている。白い魚。いつもは硝子瓶か硝子製のチューブみたいなのに詰めている。ゼンには見える。ギンコには見える。リンはちょっとだけ。カナギと九条は見えない。夏野も若干。ゼンにとっての悪い物を食べる。だから害はない。黒くなると消えてしまう。けど白いヤツはいつも一匹だけは残っていて、そいつが分裂する。
・五木リン
ほとんど設定決まってないけどゼンよりも普通の子供。誰からも愛されるような幼女だと良いなあ。何故か黒崎とよくコンビになって登場するけど多分、近所のお兄さんと幼女みたいなそんな関係。
・五木カナギ
何故か双子の妹の方が「金」で姉の方が「銀」。意味が分からないけど自分の設定ミス。大学生。趣味で裁縫やっているけど裁縫って言うレベルではない。リンの服を作ったり、作った服を売ったりしている。手先が器用。スイーツ担当。ただしギンコよりもプロポーションは劣るらしい。最近ダイエットをしようと頑張ってるけどダイエットは明日から。
ギンコが不思議担当だったらこっちは現実担当。骨董店の運営にはあまり関わっていない。大学生忙しい。綺堂と同じ学科学部にするべきかまだ不明。五木家の食事以外の家事はたいていやっているのでアルバイトはしていない。代わりに作った服をオークションに出したり委託したりして、趣味でお金を稼いでいるんじゃないだろうか。もうプロで良いと思う。
ギンコと担当は違うけど、姉妹仲はとても良い。五木家最強の名を持っていたような気がする。大掃除の時に逃げようとした九条を捕まえた人。みんなのおかあさん。
・九条
五木家居候。カナギンが20~22のイメージで、九条はその一個上。ヒエラルキーの最下位。唯一の幸運はゼンとリンはまったくそう思ってくれていないこと。だいたい双子に使われる。
不思議と現実の境目辺り。見えないし感じないしでも信じていない訳ではない。そう言う物があって良いじゃないか、と思う人。不良。でもよくある話で根はいい人。ゼンリンにひじょうに優しい。
黒崎とは悪友。幼馴染み。家族はいるけど疎遠。中学生くらいの時に姉が死んでいる。毎年墓参りは欠かさない。下の名前はトワ。漢字は永久か永遠のどっちかだったけど忘れてしまったメモをしておけ。
・五木ギンコ
骨董店店主代理。両親は仲良く世界一周中。基本的に放任主義の両親だったが仲は良い。放任だった分責任感が強く、自立心も強い。
不思議担当。ありえないことなんてないだろ、と冬峰と同じようなことを言いそう。神経が図太い。運動神経抜群。料理が得意。五木家の食事担当。
毒舌なのはただの性格。家族大好き妹大好き弟大好き。やばいそれぐらいしか書くことない。進学はしていない。高校卒業したら家業を継ぐと決めていた。ので小さい頃から骨董品には触れているし、目も慣れている。
・綺堂
大学生。カナギン黒崎アリスとは同い年というかクラスメイトだった。理系。暇であることを極端に嫌っていて、知識を詰め込むことが大好き。だからスケジュール帳やばい鞄の中身やばいついでに貯金額もやばい。塾講師と喫茶店、時々日雇いもやっている。
親は父親のみ。兄が一人と妹が一人。妹は高校生になりました。ちょっとハイレベルな女子校に行っている妹は可愛いけど兄は可愛くない。ほんとうはお兄ちゃんと呼びたいけど呼べないお年頃じゃなくて、兄と呼ぶには年齢が近すぎる何せ二ヶ月しか誕生月が変わらない。
もともと母親と二人で暮らしていたが、母親の死後、自分の父親だという男に引き取られたら兄と妹がいたよーという。不義の子だった。父親の本妻の方も実はかなり前に亡くなっている、ことにしよう。つまり兄、妹、父の四人家族。ただし最近父が再婚しそう。別に良いんじゃないかなーと思っている。多分、父親としてよりも、一人の保護者としてみている。
兄に対しては複雑。すごい複雑。髪を切ると結構似ている。綺堂は黒髪ロングのポニテ。兄はショートカットの癖毛跳ねっ毛。妹は癖毛が良い方向に行って、黒髪ウェーブ。可愛い。妹マジ可愛い。兄とはもう一人の友人として接しているような感じなんだけども、時々近付きたくなる。多分端から見たらカップルみたいな事も平然としそう。きょうだいだから、という言葉を大義名分にして。
いろいろ複雑な人。出来れば中学校辺り、兄がいることを知る辺りを書いてみたいんだけども、書き出したら終わらないような。
・五木ゼン
五木家長男にして三番目と思いきや一番目。五木家双子とは血が繋がっていない。ゼンとリンは血が繋がったきょうだい。カナギン双子+ゼンリン兄妹といった感じ。
片目が見えない。以前の設定だと眼帯つけてたけどそれだとあんまりなので、片目が良くないことにする。ただしそれのおかげか否か、変な物が見える。幽霊とかそう言う物に限らず、オーラだったり、人と人の間の糸だったり、ふわふわ浮いている変な物だったり。
魚を持っている。白い魚。いつもは硝子瓶か硝子製のチューブみたいなのに詰めている。ゼンには見える。ギンコには見える。リンはちょっとだけ。カナギと九条は見えない。夏野も若干。ゼンにとっての悪い物を食べる。だから害はない。黒くなると消えてしまう。けど白いヤツはいつも一匹だけは残っていて、そいつが分裂する。
・五木リン
ほとんど設定決まってないけどゼンよりも普通の子供。誰からも愛されるような幼女だと良いなあ。何故か黒崎とよくコンビになって登場するけど多分、近所のお兄さんと幼女みたいなそんな関係。
・五木カナギ
何故か双子の妹の方が「金」で姉の方が「銀」。意味が分からないけど自分の設定ミス。大学生。趣味で裁縫やっているけど裁縫って言うレベルではない。リンの服を作ったり、作った服を売ったりしている。手先が器用。スイーツ担当。ただしギンコよりもプロポーションは劣るらしい。最近ダイエットをしようと頑張ってるけどダイエットは明日から。
ギンコが不思議担当だったらこっちは現実担当。骨董店の運営にはあまり関わっていない。大学生忙しい。綺堂と同じ学科学部にするべきかまだ不明。五木家の食事以外の家事はたいていやっているのでアルバイトはしていない。代わりに作った服をオークションに出したり委託したりして、趣味でお金を稼いでいるんじゃないだろうか。もうプロで良いと思う。
ギンコと担当は違うけど、姉妹仲はとても良い。五木家最強の名を持っていたような気がする。大掃除の時に逃げようとした九条を捕まえた人。みんなのおかあさん。
・九条
五木家居候。カナギンが20~22のイメージで、九条はその一個上。ヒエラルキーの最下位。唯一の幸運はゼンとリンはまったくそう思ってくれていないこと。だいたい双子に使われる。
不思議と現実の境目辺り。見えないし感じないしでも信じていない訳ではない。そう言う物があって良いじゃないか、と思う人。不良。でもよくある話で根はいい人。ゼンリンにひじょうに優しい。
黒崎とは悪友。幼馴染み。家族はいるけど疎遠。中学生くらいの時に姉が死んでいる。毎年墓参りは欠かさない。下の名前はトワ。漢字は永久か永遠のどっちかだったけど忘れてしまったメモをしておけ。
・五木ギンコ
骨董店店主代理。両親は仲良く世界一周中。基本的に放任主義の両親だったが仲は良い。放任だった分責任感が強く、自立心も強い。
不思議担当。ありえないことなんてないだろ、と冬峰と同じようなことを言いそう。神経が図太い。運動神経抜群。料理が得意。五木家の食事担当。
毒舌なのはただの性格。家族大好き妹大好き弟大好き。やばいそれぐらいしか書くことない。進学はしていない。高校卒業したら家業を継ぐと決めていた。ので小さい頃から骨董品には触れているし、目も慣れている。
・綺堂
大学生。カナギン黒崎アリスとは同い年というかクラスメイトだった。理系。暇であることを極端に嫌っていて、知識を詰め込むことが大好き。だからスケジュール帳やばい鞄の中身やばいついでに貯金額もやばい。塾講師と喫茶店、時々日雇いもやっている。
親は父親のみ。兄が一人と妹が一人。妹は高校生になりました。ちょっとハイレベルな女子校に行っている妹は可愛いけど兄は可愛くない。ほんとうはお兄ちゃんと呼びたいけど呼べないお年頃じゃなくて、兄と呼ぶには年齢が近すぎる何せ二ヶ月しか誕生月が変わらない。
もともと母親と二人で暮らしていたが、母親の死後、自分の父親だという男に引き取られたら兄と妹がいたよーという。不義の子だった。父親の本妻の方も実はかなり前に亡くなっている、ことにしよう。つまり兄、妹、父の四人家族。ただし最近父が再婚しそう。別に良いんじゃないかなーと思っている。多分、父親としてよりも、一人の保護者としてみている。
兄に対しては複雑。すごい複雑。髪を切ると結構似ている。綺堂は黒髪ロングのポニテ。兄はショートカットの癖毛跳ねっ毛。妹は癖毛が良い方向に行って、黒髪ウェーブ。可愛い。妹マジ可愛い。兄とはもう一人の友人として接しているような感じなんだけども、時々近付きたくなる。多分端から見たらカップルみたいな事も平然としそう。きょうだいだから、という言葉を大義名分にして。
いろいろ複雑な人。出来れば中学校辺り、兄がいることを知る辺りを書いてみたいんだけども、書き出したら終わらないような。